庭園の片隅と子猫

気ままに生きるがやっぱりおいしいご飯

iPhone写真の豆知識。iPhoneカメラ機能と写真撮影。

「あ、素敵っ!」道すがら、シャッターを押したくなるような素敵な出会いってたくさんありますね。

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スマホカメラを取り出すなど

先日のこと。歩いていた男性が、道にあふれ咲く桜の下でふと足を止め、青空と桜をしばらく眺めた後、ポケットからスマホを取り出して桜を撮りはじめました。見上げる立ち姿とまっすぐな視線ってとても素敵。

ブログや日記、Instagram(インスタグラム)やFacebook(フェイスブック)、Twitter(ツイッター)やLINE(ライン)など、今では家族や友人知人以外にでも、たくさんの人とつながることが出来るSNSがあります。

どんな風にその素敵な空を切り取ったのかな。シェアしたい、分かち合いたい、誰かに見せたい青空の下の桜も、きっと素敵に撮れたと思います。

話すよりも使ってる?スマホカメラ

時間を取っての花見や撮影には行けないけれど、道に咲く桜はたくさんあります。光が踊る青空です。私も撮りたくなってちょっとだけ寄り道。

少し離れた空きスペースに車を止め、iPhoneを握りしめて桜まで。その時の青空と桜が上の写真です。私にしては珍しく手ぶれなく撮れた奇跡の一枚です。

デジカメやデジイチを持ち歩いていない時に出会う素敵な光景。撮りたくなった時にいつでも撮れるスマホカメラ。

フットワーク軽くシャッターも軽く

iPhone(アイフォン)やAndroid(アンドロイド)スマホ(スマートフォン)にカメラ機能があってよかったとしみじみ感じる時です。気構えない自然体のままでサッと撮れる気軽さもいいですね。

そんな気軽なスマホカメラ。iPhoneで写真を撮って→写真加工アプリで遊んで→SNS投稿やメール送信など、一連のことがiPhoneひとつで出来るところも魅力的。

性能もどんどんアップしていき、より簡単に便利にキレイにと進化中なので、軽くてコンパクトなカメラとしてiPhoneを使うことがとても多くなりました。

iPhoneカメラでは、こんなことができます

現在、私のiPhoneは4S、iOS7です。iPhone4S以降のカメラ機能を確認するついでにざっくりとリストアップしてみました。

  • カメラ(4S以降、解像度800万画素)
  • フロントカメラ(インカメラ、4S/30万画素、5,5s,5c/120万画素)
  • ビデオ(動画撮影、自動手ぶれ補正)
  • フラッシュ(自動・オン・オフを選択)
  • グリッド(構図を決めて撮るための補助線、三分割構図)
  • ズーム(ピンチアウトで画面を拡大し撮影)*ピンチアウト→二本の指で押し広げること
  • ピント合わせ(ピントを合わせたい部分をタップ)
  • 露出補正(明暗補正、適正の明るさで撮影したい部分をタップ)
  • 顔認識(最大10人までの顔を自動検出、適正な明るさに自動調整)
  • スクエア(正方形で撮影、インスタグラムなどの投稿に便利)
  • パノラマ(240°まで撮影可能)
  • フィルタ(エフェクト、8種類)
  • HDR(ハイダイナミックレンジ、明度差・コントラスト補正)
  • 位置情報サービス(写真に位置情報を記録できる)
  • AE/AFロック(明るさやピントを固定、タッチし続け枠が2回大きく動いたら指を離す)
  • 連写(シャッターボタンを長押しで連写撮影、1秒間に3枚前後)
  • 撮影ボタン(音量ボタン・イヤホン音量ボタンから撮影が可能)

知らなかった!iPhoneカメラで、できること

色付きの機能を知りませんでした。なんて便利!便利になったと思いながらも、もっと便利なことを今まで知らずにいただなんて。

iPhoneは3GSからのお付き合いなのですが、4Sに機種変更した時には、3GSよりも動作がグンと速くなったことに喜びすぎて、カメラ機能をろくにチェックしないままでいたのです。

・・なんてこと。

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AE/AFロック「明るさとピントを固定」

iPhoneユーザなら誰もが知っていそうな、こんなに便利な機能を今まで知らずにいたという、ショッキングすぎるショック。ようやくその現実を受け止められた後の喜びもひとしおです。

「AE/AFロック」は「明るさ(露出)/ピントを合わせたいポイントで固定する」ので、片手でピントや明るさを合わせ直すのに指が引き吊りそうになるというアクシデントも減りそうです。嬉しいことです。

連写機能「逃さないシャッターチャンス」

これで、走る車の助手席から「川を撮ろうとして、その横の土手が撮れました」や「夕陽を撮ろうとして、寸前に横切った謎のピンぼけ物体が撮れました」が減りそうです。これも嬉しいです。

車の運転中に眺める風景には心動かされることが多いので、助手席に座った日こそシャッターチャンス。そのポイントが来る前にiPhoneを構えているのですが、

押すタイミングが早すぎて、撮り直そうにもまだシャッターがおりたまま、押せる時には素敵な被写体が遥か遠くに去っている、などよくあるのです。

連写機能なら、電車や車の中から、走り回る子ども達や動きまくる動物たち、あっという間に目の前から通り過ぎてしまう被写体を撮る時など、ベストショットのチャンスを逃すなんてことがなく撮れますね。

撮影ボタン「音量ボタンでもOK」

画面のシャッターボタン以外にも、本体サイドにある音量ボタンやイヤホンの音量ボタンからもシャッターが切れました。

サイドの音量ボタンだと、手で包むように持ったまま押せるので片手撮影の時に便利そうですね。横から押す時の反動があるので手ぶれに注意ですが。

イヤホンの音量ボタンなら、iPhoneを直接押すことがないので手ぶれもかなり減りそうです。iPhoneでよく音楽を聴いている人にとっては、ちょっとした便利さになるのではないかなと思います。

ちょっと小話「ちなみに、数年前のiOS情報でミニ実験してみたのですが」

  1. 押した時ではなく指を離した瞬間にシャッターが切れるとのことで試してみました。シャッターボタンを離すタイミングを見計らう前に、長押しと判断され、連写がはじまりました。心の準備が出来ていなかったので驚きました。3秒ほどで私の膝小僧ショット10枚ほどが、カメラロールに保存されました。
  2. 手が震える人、押す時につい力んでしまう人は、シャッターボタンの方向に指をスライドさせると手ぶれが最小限に抑えられてシャッターが切れるとのことで試してみました。シャッターボタンに向かい左から右へと指で優しく撫でたら、指と一緒に画面もスライドし、ビデオモードになりました。・・・!

どちらの小技も進化したiOSでは使えなかったのが残念ですが、それにも勝る便利さに進化しているので良しですね。一瞬空白状態になった自分のリアクションに思わず笑ってしまいながらのミニ実験でした。

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AE/AFロック機能をまだ知らない時に、風で揺れる日影の桜と奮闘していた時のものです。どことなくピンぼけしてしまったこの写真も、AE/AFロックをしていれば、もう少し明るく鮮明に撮れていたのかも。

HDR機能で撮影、通常モードと比較してみました

普段はHDR機能をオフにしているのですが、日々の陽射しが強くなってきたのでオンにすることが増えてきました。ここからは、そのHDR撮影との比較・実践編になります。

HDR機能(ハイダイナミックレンジ)とは?

明るめの写真・暗めの写真・その中間の写真、その異なる露出の3枚を、連写・合成し、ちょうどよいバランスの一枚に素早く仕上げてくれます。大きいコントラストを補正する機能ということですね。

光があふれて真っ白に(白とび)なったり、光が足りず真っ黒に(黒つぶれ)なることがありますが、HDR機能をオンにすれば色飛びや色ツブれの少ない写真を撮影できるのです。

違いがわかりやすい、花びら・雲・太陽で比べてみます

左は通常モードで撮影したもの、右がHDR機能をオンにして撮影したものです。
太陽の光を浴びて透かされた桜。花びらの部分だと違いがわかりやすいですね。

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iPhoneのHDR機能で撮影すると、通常撮影のものとHDR撮影のもの、2枚が保存されます。下の風景写真は、左上が通常撮影、右上がHDR撮影、下段2枚はそれぞれに同じエフェクトをかけてみたものです。

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光が当たる放射状の雲の印象がかなり違いますね。

太陽に向かってシャッターを切ると、HDRオフ時は太陽の周囲の広い部分が白飛びしますが、HDRオン時は太陽の輪郭がわかるほどです。

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HDR撮影での、ゆで卵の輪切りのように見えてしまう太陽の写りがあまり好きではないのですが、フィルタによってはHDR撮影の方が素敵になったりもします。

HDR機能をオンか自動にしておき、写真アプリで加工遊びをする時などは、撮れた写真の中から好みに仕上がるものを選ぶようにするといいですね。

もしかして・・凄いことに気づいてしまったかもしれません?

比べやすい写真を撮ろうと太陽に向かって試行錯誤している時に、ちょうど飛行機が飛んで来たので建物に隠れてしまう前にと慌てたワリには、目がチカチカして見えず、思いっきり斜めに撮れてしまいました。AE/AFロックしていたのがせめてもの救いです。

ハッ!さらに連写機能にしていればもっと救われたのでは?と思い立ち、「HDR機能+AE/AFロック+連写」で試してみたところ、HDR機能は働かず、「AE/AFロック+連写」になりました。

凄い発見だと思ったのは気のせいでした。残念!トリプル設定で撮影できたら最強でしたね。

「HDR機能オン+AE/AFロック」のダブル設定がベスト!

さすがの「AE/AFロック」でも、動く被写体でもないのに撮る人が動けばズレも生じますよね。私のことです。

そんな私でも、飛行機の時のように「HDR機能オン+AE/AFロック」さえしておけば、まずはOKということに?(ピントを固定しているので被写体との距離を変えてしまうとピンぼけしてしまいますが)

「HDR機能オン+AE/AFロック」=「ピントの合った+ちょうどよい露出バランス」の写真が撮れるということですよね。心強いかぎりです。とんでもなく凄いことを発見したような気分です。

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さっそく意気揚々と「HDR機能オン+AE/AFロック」で撮ってみました。明るくきれいに撮れました!

風が吹いても、震える手でも、これで安心

そんなこんなで、ちょっと驚きの、いえ、私にとってはかなり驚きの、知ってるようで知らなかったiPhoneカメラの機能でしたが、なんとなく調べてみようと思ってよかったです。

なんとなく思ったことからの発見って、いつも驚くことや楽しいことばかり。スルーしないようにアンテナを磨いておきます。

  • まぶしい光の中でも、曇り空でも→ 白トビ黒つぶれ無し?(HDR機能オン)
  • 風が吹いても、手ぶれする私でも→ ピンぼけ手ぶれ無し?(AE/AFロック)

手ぶれ達人の私が、手ぶれしていた頃を懐かしむ、そんな日がやってくるかもしれません!

なんて嬉しい発見。遅ればせながらですが「HDR機能オン+AE/AFロック」で、ますます撮るのが楽しくなりそうです。

 

バンザイ