しいたけの旬は春と秋。一枚一枚をゆっくりと丁寧に焼いて食べる。しいたけ好きにはたまりませんね。しいたけの、しいたけ好きによる、しいたけのための、美味しい焼き方、をメモしておこうと思います。
しいたけを美味しく食べる
しいたけの肉詰めなどトッピング具材を乗せてグリルやトースターで、味付けして調理するならフライパンやホットプレートで、そして、しいたけの旨味風味を存分に味わうなら炭火焼などの網焼きで。
しいたけを美味しく食べるレシピはいろいろありますが、「美味しいしいたけ」を「美味しく食べる」ための「美味しい焼き方」は、しいたけ好きとしては要チェックですね。
見分け方のポイントのメモ
しいたけを美味しく食べるには、まず美味しいしいたけの準備ですよね。新鮮かつ美味しいしいたけの見分け方ですが、鮮度は色に、美味しさは厚みに、現れるようです。
- カサの表面につやがあり茶色いもの。(鮮度が落ちていくほど黒みをおびていきます)
- カサの内側が淡黄色でより白色に近いもの。(鮮度が落ちていくほど赤みをおびていきます)
- しっかりとした重みを感じる肉厚のもの。
- カサが丸く巻き込んでいるもの。
- 石づきのある軸部分が太くて短いもの。
美味しいポイントを十分に満たしたお手本しいたけ。
肉厚というか極厚ですね、美味しそう・・
ここまでの秀品とまではいかなくても、肉厚で美味しそうなしいたけは、スーパーにもしっかり品揃えされていますので、見分けるポイントをチェックしながら美味しいしいたけを選びます。
レシピ - しいたけの美味しい焼き方
準備した美味しいしいたけは、刷毛や柔らかいふきんなどでそっとゴミを払い落す、または手で優しくなで洗いしておきます。
材料
- 美味しいしいたけ・・・食べたい枚数
- 岩塩・・・適量
焼き方(網焼き)
- しいたけをカサと軸に切り分けて、カサの内側を上にして網に乗せます。
- 弱火から中火で、または遠火の強火で、じっくり焼きます。
- カサの内側に旨みエキスがたまってきたら、岩塩を振ります。
- 出来上がりです。
焼きあがったら、アクセントにほんの少量の、酒、酢橘、バター醤油などをかけるのも、しいたけの旨みとよく合い、またひと味違った美味しさになりますよね。
切り分けた軸の部分は一緒に焼いて食べるのもよいですし、炒め物やスープの具材として別料理に使うのもよいです。
焼き方のコツとポイントのメモ
- カサを裏返して焼く
- ひっくり返さない
- 焼きすぎない
火加減は、
- ジューシーでぷりっとした食感を楽しむなら中火から弱火でじっくりと焼く。
- 香ばしさもプラスしたいなら遠火の強火で焼く。
くれぐれも焼きすぎに注意し、美味しい成分が飛んでしまわないように半生加減で焼くのがポイントです。
美味しい成分を逃さずに
網焼きの良さは、コクのある出汁とも言える凝縮された旨み成分がカサにたまること、直火で焼くことでプラスされる香ばしさなど、
そのしいたけ本来の美味しさをストレートでダイレクトに味わえるところだと思います。
インドア・アウトドアの両用できる網焼きコンロは家庭に一台あると便利です。テーブルに置いてしいたけや野菜をじっくり焼きながら食べるほかに、煙をたくさん出して焼くようなBBQや焼き鳥に焼き魚などでは屋外に持ち出して焼いています。
実は・・・
幼少時代のわたしは、しいたけがキライでした。作ってもらった食事を好き嫌いで残すことはなかったのですが、苦手なしいたけは噛まずにのみ込んでいたのです。
それが今ではしいたけが大好きなオトナになっています。なぜキライなしいたけが大好きになれたのか。きっかけはとてもシンプルです。美味しいしいたけを食べたから。
青空のした、森の中で
とある秋の日、森の中にあるコテージでのランチメニューに、目の前のホダ木から採れたばかりの原木栽培の肉厚しいたけをバターソテーで出されたのです。
おそるおそる口の中に入れてみました。いつものようによく噛まずにのみ込んでしまおうとする前に、ふわ~っと広がる良い風味。そっと噛んでみました。
しいたけの本当の味を知る
「しいたけってこんなに美味しかったんだ!」
とても衝撃的で感動的な出会いでした。旬の新鮮な野菜の味を体験するって大切ですね。その日からしいたけを噛めるようになり、味わえるようになり、大好きになっていったのです。
いま苦手な野菜があるちびっこ達も、旬の野菜を青空の下でBBQするなどの美味しい体験をきっかけに、キライな食べものも大好きになれるかもしれませんね!