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顔認識。顔として認識されるのはどこまで?iPhoneカメラの顔検出・まばたき笑顔検出

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「顔検出」を実験してみました。お猿の顔とバナナの関係

iPhone4s時代に調べた時には、最大10人までを顔認識してくれるとのことだったのですが、その後はどうなのでしょう。

確認してみようとPCでお猿の集合写真を表示し、iPhoneカメラを向けてみたところ、以前はパタパタと顔検出されていたお猿の顔ですが、私の iPhone 6 Plus(iOS9)では検出しませんでした。なぜ?

人間の顔とさほど変わりないように思えるのですが、性能アップゆえの結果でしょうか。そこで実験です。 

 

顔として認識されるのはどこまで?

iPhoneカメラでの撮影では、常にオートで作動している顔検出(顔認識機能)。

写真撮影でのiSightカメラ・動画撮影でのHDビデオカメラ・セルフィやビデオ通話でのFaceTime HDカメラ(インカメラ)どの撮影モードでも、カメラを向ければ素早く顔を認識してくれます。

 

顔検出(顔認識)とは

顔検出(顔認識)機能は、カメラを向けた先にある「顔」をすばやくキャッチ、ピントや露出まどを調整するオート(自動)機能です。

愉快でもある顔認識の検証はいろいろな方法で試され、その顔検出の性能ぶりは素晴らしいと実証済みのようですので、自分の中に生まれる素朴な疑問の順に実験してみました。

気になるカオで、顔テスト

※iPhone 6 Plus (iOS9)です。

顔を認識すると黄色い枠でお知らせしてくれますので、どれが顔検出されているのか確認できます。

お猿の顔色?→白い顔のお猿ではチラっと顔検出されましたが一瞬だけでした。NG。

人間の顔色?→お猿ではなく、肌色の異なる世界の人々もすべてOK。

顔パーツの形?→唇に大きなお皿をつけているムルシ族などもOK。メガネやサングラスをしていてもOK。

大胆な顔ペイントでは?→顔のパーツを判別しにくい総柄ペイントでもOK。

※検索画像を使用させていただきました。ありがとうございます。

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白塗りでもOK。白塗りのイラストもOK。

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カーネルおじさんの人形もイラストもOK。マネキンもOK。

かおなしの顔っぽいものOK。アリエルややOK。漫画のワンピースやジョジョでは、カラーのもので接近するとOKのものもありました。

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好奇心で試してみたマリオやペコちゃん、ドラえもんやキティちゃん、鼻の長いピノキオや、耳と鼻がトレードマークのミッキー達はNG。

事件解決

そして、以前は顔としてしっかり認識されていた輪切りのバナナでしたが、なんとNG。iOS8だった先日まではバナナの輪切りで顔認識が止まらず、笑ってしまって写真がなかなか撮れずにいたこともあったのに。(過去記事:「炊飯器でバナナホットケーキを焼きました」)

顔テストの結果ですが

環境や状況が違えば、検出もまた違う結果になるかもしれませんね。今回の顔テストでは、以前は顔として認識されていた「お猿とバナナ」のNGに驚きでした。

顔テスト、顔らしき顔のほとんどを検出してくれるという結果でしょうか。

お猿の顔が検出されないなぜ?の答えはわかりませんでしたが、なんといっても「顔らしき顔という顔」を検出する精度も、即座にキャッチし顔にピントを合わせるまでのスピードも、爽快ですね。

 

顔検出人数テスト、10人まで確認できました

顔検出での表示される黄色枠は、顔を認識しながら消えたり現れたり、他の顔へ行ったり来たり、花火があちこちで開くように移動していくため、

検出人数の確認はスクリーンショットにお任せしました。

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スクリーンショットを撮り続けた中では10人が最大人数でした。カメラロールが顔でいっぱいです。

余談になりますが、ここでスクショのお話。

ここまでで、大きめ6Plusでのスクリーンショットがブレてなかなかうまく撮れないうえに、「ご用件は何でしょう?話しかけてください。」とSiriが何度起動したことでしょう。

「そうだ、SiriをOFFにすれば・・」と気が付いたのは、すべてのスクショが完了した後でした。なぜもっと早く・・

 

まばたき検出と笑顔検出って、なんだろう?

バーストモード(高速連写)やタイマーモードでは、高速で複数枚の写真が撮影されるのですが、その撮影された写真はカメラロールに「バースト(○○枚の写真)」とまとめられて保存されます。

その一枚めに表示されている写真は、撮影開始の一枚め、または撮影終了時の一枚かと思っていたのですが、

タイマーモード撮影でのセルフィーなど顔が写る写真を撮影した場合、自動で「まばたき・笑顔検出」された「まぶたを閉じていない笑顔」のベストショットとしてiPhoneに選ばれた一枚だそうです。

まばたきと笑顔の検出とは

まばたきと笑顔の検出機能は、「まぶたを閉じていない笑顔」のベストショットを自動的に選び出す機能です。

顔を忙しく動かして、まばたき笑顔の検出テスト

わかりやすい材料として、テスト撮影したセルフィ画像(自撮り)があればよいのですが、さすがに自粛しました。

試しに開始と終了時にまぶたを閉じてみました。代表として選ばれた一枚はまぶたが開いているもでした。まばたき検出機能がしっかり働いています。

次に開始と終了時に真顔にし、その間は笑顔で頻繁にまばたきをしてみました。まぶたが開いた笑顔のものが一枚めに表示されました。すごいですね。

  • カメラロール一覧での保存表示は一枚ですが、まとめられた画像をタップすると、その時に連写撮影されたすべてのショットを見ることができます。
  • その中でより自分のお気に入りを選んで、他を削除することもできます。赤目で撮れてしまった場合は、編集機能で赤目補正もできます。

 

「楽しいーっ」とのことです。セルカ棒(自撮り棒)

顔認識といえばセルフィ。セルフィといえばセルカ棒。

写真でも動画でも、自動的に顔にピントを合わせてくれるうえ、露出なども調整してくれる「顔検出」機能のおかげでしょうか。よく見かけるようになりました。

ひとり旅などではとくに壮大な景色を背景にしたいセルフ撮り。

セルフィだけでなく、パーティーや宴会などで自分を入れての多人数での撮影の場合、なるべく高いところから撮影した方が全員を写真に収めることができるための用途も多いようです。

知人がプチパーティーに持って来て使っているものですが、とても楽しそうです。というより実際「楽しいーっ」と撮りながら、言っています。

高い所からや広範囲を撮りたい場合には、持ち手が伸びるものや、持ち手にシャッターボタンがあるもの、

離れた所から撮りたい場合には、三脚やスマホとのペアリングでシャッターが切れる、ハンズフリーで撮影できるBluetoothボタンのものなどが便利ですよね。

 

笑顔のベストショットを

ふだんのランチ会や、秋の行楽、この秋が過ぎればクリスマスや忘新年会(気が早い?)など、

気心の知れた仲間達との楽しい集まりを楽しいままに、そんな笑顔のあふれた写真を一枚でも多くシェアできたら、その時間もまた、

 

素敵ですね。