「送ったよ~!」と届いた荷物から手に取ったじゃがいもを眺めていると、育てた母の手や作物への想い、育った畑の豊かな土のことなどに思いが馳せていきました。ふかして食べたじゃがいもはどことなく懐かしい味がして美味しかったです。
じゃがいも畑から直送
祖母から受け継いだ畑でさまざまな野菜づくりを楽しむ母から、お米と一緒にじゃがいもが送られてきました。
畑から掘り起こし軍手をはめた手の平でくるっと土をこすり落とし保存してあったのをそのまま詰めたと思われるじゃがいも。ダンボール箱を開けるとほんのりと土の香りがしました。
じゃがいもを保存する
じゃがいもといえば、長期保存できる常備野菜。ではあるけれど、消費するにはそれなりの日数がかかりそうなほどの量がありました。
芽が出たりシワシワになったり緑色に変色させるのは避けたいところです。涼しく日光が当たらず湿気が少ない環境が良いとのことで、すぐに食べる分以外は新聞紙にくるんで冷蔵庫へ。
じゃがいもをふかす
じゃがバターやジャーマンポテトが食べたくなっている気分をぐっとこらえ、まずは作ってくれた母への敬意を表して?大地の恵みをそのままダイレクトに味わってみようと、シンプルにふかしていただくことにします。
じゃがいものふかし方はとても簡単。皮ごと洗ったじゃがいもを、シリコンスチーマーに入れてフタをします(またはラップに軽く包む)。電子レンジ800wで3分加熱。爪楊枝や竹串がスッと通れば蒸しあがりです。
それをポテトマッシャーでつぶすとマッシュポテトやポテトサラダになりますね。
ちなみに、軽い力でしっかり潰せるオクソーのマッシャーがおすすめです。握りやすいグリップに、潰しやすい大きめヘッドは細かくも粗くもできますし、洗いやすいのでとても重宝しています。
食べると秋の味がしました
湯気立つふかし上がりのじゃがいもを、ハフハフしながら口に入れてみました。鼻に抜ける香りが栗のよう。ほろっと口の中でほぐれる時も、ゆっくり噛んでみても、口あたりも、「え?栗?」まるで栗のようです。
皮が感じさせるのかどことなく香ばしいような風味に、じゃがいもの種類なのか素朴でやさしい甘みが広がります。思いがけず秋の味覚の先取りでした。
旬の秋野菜
もうすぐ秋ですね。
実り多きおいしい季節です。
じゃがいもやさつまいもなどの芋類、茄子やきのこにカボチャなど、旬の野菜をできるかぎりシンプルにそのまま味わえる温野菜や焼き野菜は、秋の味覚を存分に楽しめるご馳走ですね。楽しみです。