半生のドライアップルではなくて、干し林檎。りんごの甘みだけをぎゅっと濃縮するという干しりんごを味わってみたくて、りんごを吊るしてみることにしました。
レシピ - 干しりんご
りんごを食べやすい形にカットし、天日などで干す。好みの歯ごたえになるまでりんごを乾かすだけの干し柿や干しイモのりんごバージョン、干しりんごです。
材料
- りんご・・・お好きなだけ
作り方
- りんごを皮のままキレイに洗います。
- 輪切りにし、
- 芯の部分を抜きます。
- キッチンペーパーで水分を吸い取ります。
- お好みの歯ごたえになるまで乾かします。
- 出来上がりです。
作り方のコツやポイントのメモ
りんごの厚みや形、干す期間や乾燥加減などによって、りんごの歯ごたえが違ってくるとのことです。わたしの場合ですが、今回は輪切りで約5mmの厚さにしてみました。干した期間は1週間です。
好みの歯ごたえになった干しりんごは冷蔵庫で保存します。乾いていればいるほど長く保存できるそうです。あくまでも目安ではありますが、しっとり感があるものは1週間程度、しっかり乾燥しているものでは1ヶ月程度の保存が可能のようです。
あるものを活用です
芯を何で取ろうかなと思った目の前にペットボトルのフタが。芯にぴったりのサイズでした。ナイスです。フタを押し込んで取れた芯はフォークで取り出しました。
日中はお日様の下で風通しのよい天日干しに、日が落ちる前に室内に入れます。干せるものをと探してみたところ、ちょうど良いアイテムがありました。ランドリーピンチです。
乾燥までお任せしているドラム式洗濯機が故障した際にコインランドリーで洗濯したものを干すために買った、一度しか使っていないものがこんな時に役に立つとは。
干しりんご完成です
作るのは簡単ですが、出来上がるまでが待ち遠しいですね。雨の日や曇りで太陽の見えない日も多かったのですが、経過はこんな感じでしたよ。
1〜6日間、フニフニ感が少なくなりつつも残っていましたが、7日間経過の1週間めに、ようやく乾燥したという感じになりました。
初めて食べる干しりんご
食べてみると、りんごの甘酸っぱさを感じます。しかしその甘さはりんごをかじった時の甘さではなく、濃縮されたドライフルーツに近いものでした。
そして、歯ごたえですが、干しているので確かにドライフルーツっぽいものなのですが、なんでしょう、
どこか気持ちの片隅の方でカルカン(軽羹?)のサクリとしたような食感も混ざっているような無いような、そんな不思議な食感に出来上がっていました。
お日様に当てる。これが干し林檎作りのポイントのような気がします。レンジやオーブン、室内干しで作る方法もありますが、りんごの風味や歯ごたえは干し林檎とは違ったものでした。
窓ぎわのりんご
毎日洗濯物を見るように眺めていたりんごが、窓際から居なくなって少しさみしい気もしますが、面白い体験ができて良かったです。
保存食、先人の知恵ですね。