オーブンにセットした後に材料の分量を大きく間違えたことに気がついたのでした。が、これが思いのほか美味しかったのです。そんな棚からぼた餅的にラッキーだった栗のケーキレシピです。
いろんなアイデアレシピを見て勉強させていただいているのですが、近年では、YouTubeやInstagram、Facebookなどでのレシピ動画配信の他にも、
気に入ったレシピを「♡お気に入り」登録でリストアップ、一覧表示することができる料理レシピアプリも増えてきました。材料が軽快に料理になっていく様子は見ているだけでも楽しいですね。
レシピ - しっとり甘栗のケーキ
今回は、1分動画でレシピがわかる!料理動画アプリのKURASHIRU【クラシル】さんレシピ「栗がごろごろ!贅沢くりのチーズケーキ」を参考に、
18型分を15型分に、少しアレンジさせていただきました。
材料
- 土台) ビスケット・・・70g
- 土台) 溶かしバター・・・50g
- 土台) むき甘栗・・・5個
- むき甘栗・・・90g
- てんさい糖シロップ・・・40ml
- クリームチーズ・・・140g
- ヨーグルト・・・35g
- たまご・・・1個
- コーンスターチ・・・35g
- バニラエッセンス・・・4振り
作り方
- ジップロックにビスケットを入れて細かく砕き、細かくカットした甘栗とバターを加えなじませ、丸15型に敷きます。土台が出来ました。
- フードプロセッサーに甘栗とシロップを入れペーストします。
- そこにクリームチーズとヨーグルトを加え再度ペーストします。
- そこに卵とコーンスターチ、バニラエッセンスを加えさらにペーストします。生地が出来ました。
- (お好みで型に敷いた土台の上にお好み量の栗を敷く)
- 生地を型に流し入れます。トントンと軽く落として空気を抜きます。
- 熱湯(250ml)を注いだオーブントレイに乗せ、170℃に予熱しておいたオーブンで30〜35分ほど焼きます。
- 粗熱を取り、冷蔵庫でひと晩寝かせたら出来上がりです。
作り方のコツとポイントのメモ
焼き上がったらすぐに食べたいところなのですが「冷蔵庫でひと晩寝かせること」が美味しくなるポイントです。
バターやクリームチーズなどの材料それぞれが主張し合っている状態から、ひと晩置くことで落ち着きなじみ合い、栗をメインとした豊かな風味がさらにまろやかに優しく調和されます。
たくさん入れたい栗
土台の上に栗を置く場合ですが、敷き詰めると土台と生地が分離してしまいますので、くっ付き合えるくらいの間隔を空けて置きます。
または、どうしてももっと栗を入れてみたい、そんな時は、置く前に栗の周りのオイルや蜜を拭き取ってみると良いかもしれませんね。チャレンジです。
うっかりしていたコーンスターチ
うっかり分量を間違えたのはコーンスターチです。参考レシピでは18型で大さじ1のところ、それより小さな15型で約5倍にも当たる35gも入れてしまったのです。ヨーグルトの分量と見間違えたのかな・・
気がついた時にはすでにオーブンの中。なんておそろしい・・いったいどうなるのでしょう。
焼けました
待つこと35分。焼き上がりました。上面にぺろんとした皮が出来ていて思わず笑ってしまいました。
土台を見ると、これは以前にも濃厚ガトーショコラで経験した水っぽい状態です。ひと晩置くとしっとり美味しくなるはずですので、こちらは心配なしです。
さて、コンスターチ満載の生地ですが
ケーキとしてみると、硬いです。硬いのですが、パサパサとした硬さではなく、滑らかにしっとりとカタめ、です。新しい食感です。
断面を触った感じに似ているものを思い出しました。この滑らかな弾力は消しゴムに似ています。しかし口にしてみると消しゴムからは想像のつかない、パクパクと食べてしまう食べやすい不思議な食感なのです。
「甘栗!」という感じの味
ひと晩置くと、土台と生地もすっかりなじんで、栗の風味が全面に出てきました。優しい甘さの「あ、栗!」という美味しい甘栗のケーキが出来ていました。
お皿の上でくっ付いて固まってしまったので、剥がして裏返しにした時の写真なのでボロボロですが、生地のしっとり滑らかさも増したようです。
ナイフで食べやすい形にカットして、手でつまんで食べます。こぼれ落ちることなく食べやすいです。
波打つ川も、ではなく皮も、ココアパウダーとホワイトチョコパウダーをそっとかければ見えなくなりました。
ミスした自分を褒めてあげたくなるような甘栗ケーキ、美味しくいただきました。
ごちそうさま!