
熟した甘さと数日置いて保存した甘さの違い
パイナップルとの時間は、今の自分を少しだけ優しく、豊かにしてくれる気がします。子どもの頃はパイナップルといえば、酸っぱくて繊維が歯に挟まりやすくて、舌がピリピリするちょっと苦手なフルーツだと思い込んでいたのです。ただそれは、実は完熟していないパイナップルに出会っていただけだったことに、大人になってからやっと気づきました。
今こうして、自分の好きなタイミングでまるごとのパイナップルを買えるのは、とても自由でふわっと心が弾む瞬間です。完熟のパイナップルが店頭に並んでいた時の甘い香り。ひとくち頬ばるだけで、ふっと疲れが癒えてゆく感覚。気温が高くなると、キッチンに立つのも億劫になりがちですが、カットしたパイナップルを冷蔵庫から出して、2~3個つまんで食べるだけで、身体も心も少し元気になれるんです。
パイナップルは追熟しないの?
パイナップルは朝に飲むフルーツスムージーにも入れるので買う時はいつも丸ごとなのですが、たまたま売っていない時に欲しかったりすると「カットパイン」も利用します。量を必要としていない時ならカットパインはジューシィさがひと目でわかるので選びやすく、切らなくて済むところも魅力的だなと思います。
今日はタイミング良く、美味しそうな甘い香りを放つ丸ごとパイナップルを手に入れることができました。目の前のパイナップルは葉の先が少し乾きかけているけれど、底の方から甘い香りが漂ってきます。
数日置いておくと甘くなっているように感じるのは?
以前はグリーンとオレンジが半々ほどのパイナップルを「もう少し置いておけば完熟するだろう」と数日待つこともあったのですが、パイナップルって、収穫後は熟さないんだそうです。それを知った時はちょっぴり驚きました。
数日置くと甘くなった気がするけど、それは本来の熟した甘さというより、保存中に酸味が和らいで相対的に甘みの方を強く感じたり、底に溜まってた甘さが数日置いたり逆さまにして置くことで全体に広がり「甘くなった」と感じるのだとか。
熟した甘さ
自然に木で完熟したパイナップルは糖度が最高に高くなって酸味とのバランスが取れた本来の甘さを持っていて、木から収穫された時点で甘さのピークがほぼ決まってしまうのだとか。追熟しないというのはそういうことだったんですね。
それからは、「香り」と「オレンジ色」を頼りに甘さが満ちていそうなものを選ぶようしています。
皮が全体的にオレンジ色をしていて、葉が短くて生き生きとしているもの。ずっしりとしていて丸みのあるものなど、そんな風に美味しいパイナップルを見分ける方法や、酸っぱいパイナップルを甘くさせる方法などいろいろあるけれど、甘い完熟パイナップルが好きなわたしは、何よりも「パイナップルのお尻の方から甘い香りがしてくるもの」を選ぶのでした。これが一番確実でわかりやすい気がしています。
パイナップルをカットします
今日手に入れられたパイナップルはオレンジ色をしたDoleスウィーティオです。スウィーティオシリーズはバナナも甘くて好きです。
さっそくカットします。ちなみにこのスウィーティオラベルの裏にパインの切り方が紹介されているのを見るまでは、丸ごとの状態から皮をむいていました。なにげに親指がツリそうで手首には重労働なんですよね。
やってみると意外と簡単!パインの切り方
うっかり指を切らないように少しアレンジがかかっていますが、まず葉っぱを切り落とします。

それからずんぐりとした丸ごとを立ててから半分にカットします。香りがキッチンに広がってまるで南国の風に吹かれている気分になりました。

その半分を4等分にカット。カットしたパイナップルを寝かせて芯の部分を切り離します。

端から皮と実の間に包丁を入れていき、半分ほどまできたらパイナップルを立てて切り離します。もったいない気分がしますが房の硬い穴が残らないよう厚めに皮を剥きます。完熟だと実が柔らかいので、皮に残った果実は迷わずスプーンで削いで最後までいただきます。

見てください。カッティングボードの上に溢れ出るこの果汁の輝き。
そして寝かせたパイナップルを食べやすい大きさにカットします。つまんで食べたら、ジューシーで甘~いっ!

とっても甘いあまい美味しい完熟パイナップルでした。甘さを加えずそのままブレンダーやジューサーにかけてパイナップルジュースにしてもきっと美味しいはずです。
パイナップルの下の方は特に糖度が高くなるというのも、体験してみると本当に実感できるもの。もし甘さを均一にしたい時は、逆さまにして2日ほど保存すると、果汁が全体に行き渡り、どこを食べても美味しさを楽しめるのです。
パイナップルの保存方法
パイナップルの保存もちょっとした工夫でより身近になります。葉(クラウン)を根元1㎝を残して包丁で切り落とし冷蔵庫の野菜室で3〜4日、カットしたものは2〜3日を目安に食べ切ります。
もし、パイナップルを長く保存したいなら冷凍保存がおすすめです。食べやすいひとくちサイズにカットして、ガラスの密閉容器やジップ付き冷凍バッグに小分けもしくは重ならないように並べて冷凍庫に入れるだけ。凍った状態でスムージーやヨーグルトのトッピングに使っています。
疲れた時につまんで食べる
ふだんの生活で少しだけ疲れた時、身体が「何か甘酸っぱいものでリフレッシュしたい」と感じた時。パイナップルはやさしい味方になってくれます。わたしは、たとえば身体のどこかが重いなと感じた日に5カットほど口に入れると、するりと軽やかな気分になってきます。
もちろん、食べ過ぎると胃に負担を感じる時もあるので、そのあたりは自分の体と相談しながら食べていくのがちょうどいいのかもしれません。ほどほどがちょうど良いのだと、今は実感しながら味わっています。
パイナップル特有の爽やかな酸味や、舌にぴりぴりと残る刺激。でも、その奥には本当に優しい甘さが隠れていることに今、もう一度気付かせてもらいました。まるごとパイナップルは、手間ひま以上の幸せをくれる、そんな存在です。「パイナップルって、こんなに甘かったんだ」と毎回新鮮な驚きに包まれて、今日もまたカットしたてのひとくちを頬張っています。
こんな面白いアイテムがあるんですね。パイナップルのアタマから差し込んでいくと、スライスパインが出てきました。ビデオ動画に出てきたパイナップルが大きくてビックリ。
