日曜日の夜のこと、月を撮ってみたくなったのです。夜空を見上げると、丸みのあるとても明るい月でした。でも少し欠けてる。もう数日待てば大きな満月になりそう。
調べてみると満月はあさっての火曜日です。大きなまんまる満月だったら撮りやすくて綺麗な月が撮れるかも。
吐く息がかすかに白くなるような冷えた真夜中でしたが、練習がてら外へテスト撮影に。たっぷり着込み挑んでみたものの、かじかむ手が寒さに悲鳴をあげて30分ほどで退散。
しかしその練習のおかげで、なんとなく感覚はつかめました。イメージがふくらみます。あさってが楽しみです。
そしてやってきました満月夜。
どしゃ降りです。
せめて寒空での練習が報われるよう10月31日のハロウィンにちなんで、テスト写真を「絵本風仕立てで魔女に飛んでもらうことに」したのが上の1枚です。
iPhoneカメラで月はどこまで綺麗に撮れる?
さすがのiPhoneでも月の撮影はむずかしいのでしょうか。月の位置にAE/AFロックをかけて撮影してみました。
iPhone 6 Plus 撮影です。以前の機種から比べるとかなり綺麗に撮れるようになったことが実感できます。しかしクレーターまでは無理そう。
ズームやタップフォーカスで調整しながらいろいろと試してみましたが、概ねこのような感じです。魔女に飛んでもらった元の写真です。
こちらは ↓「夜撮カメラ」アプリのコンポジットモード撮影です。比較の参考に。ピンぼけですが月の模様も見え綺麗めに撮れました。
アプリなしの iPhoneカメラのみでもクレーターが見えるくらいに撮れるらしいとの話もありますが、私の未熟な腕では撮れませんでした。
リベンジ!クレーターレベルの月は撮影できる?
満月から2日後、まだ月が大きめです。街灯などの明るい部分でAE/AFロックしてから月に向けて撮影すると月が綺麗に撮れる、という情報からリベンジしてみたのですが。
すぐ下にある街灯にAE/AFロックしてから月にカメラを向けてみましたがピントがまったく合わず、月かどうかもあやしい感じでしたので、
結局、月にタップフォーカス。
んー、丸は綺麗ですが、白まる。(まわりの蒸気みたいなものは雲です)月が大きめでもクレーターの気配すら撮れませんでした。むずかしい・・
カメラアプリを使ってリベンジ
こちらは ↓ 夜景や暗い室内でも撮れるというカメラアプリでコンポジット撮影。
ズームを使ったのでiPhoneをしっかり固定しないとピンボケてしまうのですが、月の見える角度が撮影しずらい位置だったため、やむをえず置いて手で支えました。
月らしさが出ましたがボケすぎました。タップF、カメラアプリ、いずれにしてもズームは抑えぎみにすると綺麗めに撮れるように感じます。
月を撮影する時のコツ
リベンジならずの私でしたが、体験した結果からわかったこと。
- AE/AFロックを設定する。(固定したい位置で長押しロングタップ)
- ズームは控えめに。(画面を2本の指で押し広げるピンチアウト)
- iPhoneは固定する。とくにズームする場合。
- 夜景用アプリを使う。クレーターまで撮りたい場合。
夜景や星空の撮影に最適なコンポジットとは
コンポジット(比較明合成)とは、複数枚の画像の明るい部分だけを合成して1枚の画像にする、星空撮影などでよく使われる機能のようです。
今回はそのコンポジット機能のある「夜撮カメラ」アプリを使わせていただきました。
コンポジットモードとは「10~50枚の撮影画像を合成+ブレ補正する機能」で、夜景や暗い室内でもノイズの少ない綺麗な撮影ができます。
AppStoreでの説明では、手持ち撮影が可能とあるのですが、複数枚の写真を撮影し合成するため、カメラがずれないようにiPhoneの固定をおすすめします。
ちなみに長時間露光撮影のバルブモードでも試してみたのですが、月撮影ではクレーターは写らず、柔らかい月の明かりという雰囲気でした。
普段のコンポジット撮影では、シャッター音を無音設定しHDかLサイズで撮影しています。今回の月撮影では「コンポジットモードで50枚、FULLサイズ」で設定。
シャッターを押しましたら、
消音設定のはずが
静まりかえった真夜中に50回のシャッター音が鳴り響いてびっくりしました。FULLサイズ時のみシャッター音は消せないようです。※撮影の中断はできます。
模様が見える月の撮影はアプリを使うと良い。ということですね?
リベンジならずの私の腕前では「模様が見えるほどの月の撮影ではカメラアプリを使うと良いですよ~」という結果でした。
ですが、どちらかというと月の撮影では、クレーターを撮影したいというよりも、月の光りの方を撮ることが好きなので、iPhoneカメラそのままのポヤポヤとした月の写りを楽しめているのでヨシということにします。
今回は iPhone 6 Plus での撮影なのですが、それ以降の性能アップしたiPhoneカメラではどうなのでしょう、クレーターは写りますか?
こんなのもあります。iPhoneで天体観測。倍率50倍の望遠レンズ。
スマホで天体観測ができるという凄い望遠レンズがあるのですね。スマホ用の望遠レンズでは12倍率が最大かなと思っていたのですが、なんと50倍率まであるそうです。
スマホ画面で観る夜空の宇宙はどう見えるのでしょうね。
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レッツ エンジョイ アイフォンカメラ!
月のある光景を雰囲気よく撮影したい(カメラレンズ:238°超広角レンズ)
シャッタースピードを変えて、より月らしい趣きで撮影したい(カメラアプリ:Camera+)
今までで一番キレイに月が撮れました。(カメラアプリ:Camera+)
P.S. 魔女や可愛いハロウィンカボチャは、FrameMagic 。写真コラージュアプリです。先日のアップデートで新しいツールが増えたのですが、その内のひとつ「ステッカー」を使わせていただきました。「誕生日」や吹き出し風の「漫画」が可愛いです。