
今の大人達が「昔の携帯電話って箱型で肩から掛けてたの?」と驚くように、今のちびっこ達が大きくなったらこう思うのでしょう「昔のスマホって月が白まるに写ってたの?」。そして大人達は答えるのです「うん、そう、昔はね〜」と。そう言って白丸でしかなかった満月の写真を懐かしむのでしょうか。すでにわたしは今までで一番きれいに撮れたと思っていた数年前のあの日の自分を懐かしんでいます。
今ではスマホカメラの性能がすっかり進化していて、月の模様まできれいに撮れるようになっていますよね!さらに未来では、AIがその場で話しかけるだけでスマホカメラの設定をすべて整えてくれるようになるかもしれません。
それだけでなく、「こんな構図がオススメです」とAIが提案してくれたり、写真を撮った瞬間に自動で編集まで完璧に仕上げたりする日も近いかも?それまでは月の撮影で試行錯誤する、そんな時間を存分に楽しみたいと思います。
どうやって撮る?満月の撮り方

この写真は、12月の満月コールドムーンを撮った時のものです。iPhoneのカメラ機能だけでこんなに綺麗に満月を撮ることができるのです。拡大してトリミングしたので少し粗いけれどそれでも十分素敵な写りだと思います。進化って素晴らしい。最新機種だともっと鮮明なのかな。
準備が成功のカギ!月を撮るための基本の準備
・撮影に最適なタイミングを見極める
月は毎日その姿を変えます。満月の輝きに惹かれることが多いかもしれませんが、実は少し欠けた月のほうがクレーターや模様がハッキリ見えることも。雲がなく澄んだ夜空の日を狙ってカメラを構えてみてください。おすすめのアプリ「カレンダー月の段階」を使えば、月齢や月の出の時間も手軽に知ることができます。
・手ブレは大敵!固定が命
とにかくiPhoneを動かないようにしっかりと固定することが大事。脇を締めて腕を固定する、iPhoneを塀や物に置いて支えるなどの方法がありますが、でも、できればスマホ用三脚を使って欲しいです。今まで何度もiPhoneカメラで満月の写真を撮ってきましたが、つくづくそう思うのです。
手ブレ補正機能のおかげで月を捉える事ができても、最大ズームをするとどうしても微かな揺れで写る月もブレやすく、フレーム内で月が迷子になることもあります。スマホ用三脚を使うと設定からシャッターを押すまでストレスフリーなんです。息を止めていなくて大丈夫なんですよ!
・安定感は必須!スマホ三脚で
そして、スマホ用三脚でも外せない仕様があります。「角度調整」ができるものです。わたしの場合ですが、重要度順は・・・
- 角度調整ができる
- 縦横に回転ができる
- 安定感がある
- 伸縮、高さの調整ができる
- リモコンシャッターがある(Apple Watchのカメラリモートを使う時もある)
小さなくねくねタイプを使った事があるのですが、月に向けて設置しようとすると、Pro Max の大きさと重みで動いたり倒れそうになるので、360°回転と安定感は外せません。
こちらのスマホ三脚は本当におすすめです。
バッグに入れて持ち歩けるほどコンパクトで軽量。三脚、いえ四脚なので安定感もあります。360°回転、傾斜225°、GoProやデジカメにも対応しています。
iPhoneの設定を最適化して月をもっと美しく
・AE/AFロックと露出の調整がポイント!
iPhoneのカメラ機能だけで月の模様まで写す撮影方法は2つあります。「写真モード」で撮る方法と「ビデオモード」で撮る方法です。
どちらも「ズームして、AE/AFロックでピントを固定してから、露出を抑えて、シャッターボタンを押す」だけなので、とっても簡単です。
①「写真モード」で月を撮る方法
フラッシュをオフにする
ナイトモードをオフにする- 最大までズーム(拡大)する
- 満月を長押ししてAE/AFロックする
- 太陽マークを下げて露出を(暗く)調整する
- シャッターボタンを押す
②「ビデオモード」で月を撮る方法
- 設定→カメラ→ビデオ撮影→4K/60fpsに✔️設定する
- フラッシュをオフにする
- 最大までズーム(拡大)する
- 満月を長押ししてAE/AFロックする
- 太陽マークを下げて露出を(暗く)調整する
- 赤いボタンを押す
- 白いボタンを押す。または、白いボタンを赤いボタンまでスライドする


この写真は、AE/AFロックをして露出を最小に抑えた比較用に撮った蛍光灯です。白飛びがなく綺麗に撮れます。左が「写真モード」右が「ビデオモード」です。

・どっちで撮る?写真かビデオか月との相性
月の模様まで撮りたい時は「ビデオモード」での撮影をおすすめしたいです。高解像度4K/60fps撮影で、より鮮明に撮ることができるという理由もありますが、何と言って「撮りやすい!」これが大きな理由です。
・月を綺麗に撮りやすいのは「ビデオモード」
なぜ「ビデオモード」の方が月を撮りやすいのか。それは、動く被写体を追って撮影するものだから。最大ズームでも「少し動いてしまうと月が行方不明になってフレーム内を探し回る」ことや、「AE/AFロックをしてもフッとした瞬間に月の輪郭がボヤけてしまって何度もロックを掛け直す」という事がほぼ無いからです。
アプリでさらなる可能性を広げる
・長時間露光がいい感じ「Camera+レガシー」
iPhone純正のカメラアプリだけで少し物足りなさを感じたら、このアプリをぜひ試してみてください。とくに「Camera+レガシー」は月撮影に便利な長時間露光モードを使用できます。「ISOの詳細調整ってなんだか難しそう…」と思いがちですが、実際に試してみると驚くほどシンプルです。
露出と焦点を別々に設定できるので、周りに街灯や照明があっても明暗のコントロールを簡単に調整できます。スタピライザーの使用でiPhoneの安定性が高まり、シャープな写真撮影が可能です。
月の撮影のほか、花火、夜景、イルミネーション、車のヘッドライト(レーザービーム)などの夜間撮影ができるカメラアプリです。シャッター速度を変えるを変えることもできます。
・仕上げは iPhone「写真」アプリの編集機能で!
そうして綺麗に撮れた満月を、さらに美しく。iPhoneに初めから入っている『写真』アプリの編集機能で、より鮮明に趣きある一枚に仕上げましょう。
「調整」ツールの「シャープネス」「ブラックポイント」がおすすめです。
iPhone『写真』アプリの調整ツール。補正効果を画像一覧で見る
撮影後に少しだけコントラストや明るさを調整するだけで、写真のクオリティが大きくアップ。例えば、背景の闇を濃くして月を際立たせたり、色合いを微調整してよりリアルな仕上がりに。編集もまた、一種のクリエイティブな楽しみ方ですね。
完璧じゃなくてもOK!の気持ちで不完全さを楽しむ
月だけを撮るのも素敵だけど、周りの景色を活かしてちょっとドラマチックな構図を作るのもいいですよね。例えば、月をバックに街灯をぼんやり入れてみたり、木々のシルエットをフレームに入れると、写真全体が絵本の1ページみたいな雰囲気になります。完璧な構図を追い求めるより、「ここいいかも!」と思った場所で撮るのがポイントです。
正直、どんなにテクニックを駆使しても、思うような写真が撮れるとは限らないかもしれない。でも、それもまた楽しい。失敗作と思っていた写真が意外と味わい深かったりするんです。例えば、「全然思ったように撮れない…!」と悩んでいたある夜、霧でぼんやりした月と街灯の光が混ざり合って、なんとも言えない幻想的な雰囲気の写真が撮れたことがあります。その一枚は今でもお気に入りです。
iPhoneカメラでも月の撮影は楽しめる
数年前に、これ以上は無理かな?と「夜撮カメラアプリ」で撮影したあとは、やや諦めぎみでもあったのですが、スマホカメラでどこまで月を綺麗に撮れるのか、という探究心が残っていたおかげで、まだ先があることを知りました。
デジタル一眼レフカメラなどの鮮明な美しさには敵わないかもしれないけれど、それでもスマホカメラでここまでキレイに月の模様や月の輪郭を撮ることができるなんて嬉しいことですよね。
iPhoneで月を撮る時間は、テクニックだけでなく、自分と夜空のつながりを感じるひとときでもあります。月を愛でながら写真を楽しむ。最高ですね!

