風邪気味かな?ちょっと体調がよくないかも。それでも、誰かのために、なにかのために、毎日をがんばる人に、アレルギーや副作用の心配なく薬効を得られる “梅醤番茶(うめしょうばんちゃ)” がおすすめです。
梅しょう番茶(梅醤番茶)のこと
なんだか寒気がするなぁ、ちょっと体調を崩しそうかも?と風邪ひく気配を感じたら、なるべくなら薬のお世話になる前にコンディションを整えたいものですよね。
妊婦さんや授乳中のママ、運転がメインの仕事だったりこれから大事な会議があるなど、風邪をひいても薬を飲めない時ってありますよね。
そんな時に梅しょう番茶に助けられました
以前の出来事になるのですが、大切な会議がある前日に宿泊先で発熱してしまったのです。あわてて市販の風邪薬を飲んだ数時間後のこと、おでこまでボコボコと腫れあがるほど全身にジンマ疹(薬疹)が。
夜も遅かったのですが、宿泊していた旅館の女将さんが「解毒に梅干し、風邪に生姜、少しはラクになられるかと思いますので、お口にできるようでしたら」と、大きな梅干し2個に生姜と醤油の香りがする美味しいお茶を持って来てくださったのです。
あとで調べてわかったことなのですが、それが解毒や風邪のときに飲むと効果的だとされる「梅醤番茶」だったのです。
解毒に梅干し、風邪に生姜、梅しょう番茶
夜間の救急窓口に走ってもおかしくない重めの副作用だったのですが、薬や病院のお世話になるのはしばらく避けたい思いと、仕事に穴をあけることになってはいけない使命感みたいなものとで、その晩は梅しょう番茶のみで過ごすことに。
梅しょう番茶を飲んでしばらくすると、身体の芯からポカポカとしていつの間にか眠りについたようです。発熱やだるさに加えて薬疹の痛がゆさで眠る体力さえも無いように思えましたが、途中で目が覚めてしまうこともなく朝までぐっすり就寝。
翌朝にはジンマ疹での皮膚の火照りはありましたが、発熱も落ち着き、風邪の症状もずいぶんと治まり、大切な用件も無事にこなすことができました。丸一日経った夜にはすっかり完治したのです。梅しょう番茶と女将さんに感謝です。
梅しょう番茶の効果効能
そんなことがあってからもう何年も経ちますが、疲れや不調を感じたら梅しょう番茶をさっと作って飲むことが習慣になったおかげか、振り返るとそれ以来、風邪をひくことも薬を飲むこともなく過ごせています。
梅しょう番茶とは
梅・生姜・醤油・番茶で作るお茶のこと。マクロビオティックなどでは副作用のない万能薬としても紹介されている梅しょう番茶は、古くから伝わる食事療法などの民間療法に用いられている飲みものです。
- 殺菌作用のある梅干し
- 優れた薬効のある生姜
- 生きた酵素の醤油
- 身体を温める三年番茶
4つの力が合わさった梅しょう番茶は、発汗・殺菌・消炎・解熱するなどの力が強まることから、カラダを芯から温め、新陳代謝を高め、疲労回復を促進し、胃腸を整え強化する、など、カラダ本来が持つ自然治癒力アップでカラダ全体を元気にしてくれる効果があります。
風邪の諸症状のほかにも、冷え性・二日酔い・頭痛・むくみ・生理痛・貧血・下痢・腹痛などにも効果的だとされています。
梅しょう番茶は、妊産婦さんやアトピーの方、小さなお子さんからご高齢の方まで、それらの薬効を安心して得られるお茶なのです。
梅しょう番茶の作り方
材料
- 大きめの梅干し・・・1個
- おろし生姜・・・ひと欠片分
- 天然醸造しょうゆ・・・適量(目やす小さじ1)
- 三年番茶・・・湯呑1杯分
作り方
- 大きめのマグカップに、梅干し・おろし生姜・醤油を入れて、熱い番茶を注ぎます。
- 熱いうちに梅干しを種からほぐし、適度に混ぜながら飲みます。
作り方のコツやポイントのメモ
薬効を高め美味しく飲むポイントとして、
- 梅干しは、素朴で自然なものを。
- おろし生姜は、栄養のある皮付きのままで。
- 醤油は、天然醸造のものを。
- 番茶は、熟成された三年番茶を。
- 朝の起きがけや空腹時に飲むようにする。
また、大根おろしを加えるのもおすすめです。
三年番茶がよい理由
三年番茶とは、新芽ではなく、カラダを温める根菜に近い性質を持った部分の葉と茎を分けて刈り、三年間じっくり熟成させて作られる番茶です。
熟成と焙煎することによって、刺激成分のカフェインやタンニンなどが抜けて少なくなるので、体力が弱まっている時や妊産婦さんも、胃に負担をかけずに安心して飲むことができるのです。
旨味と香ばしさが深まったまろやかなコクのある味わいが特徴です。
三年番茶を手軽に淹れることができるティーバッグタイプ。
天然醸造がよい理由
昔ながらの製法で、多くの手間と時間をかけ添加物を使わずに四季に合わせて自然な環境で行う醤油づくりを天然醸造と言います。熟成にかける年数が多いほど、香り→味→コクへと風味が深まります。
天然醸造しょうゆは、1~3年かけて酵母や乳酸菌などの微生物の代謝とそれらがつくり出す酵素によって発酵し熟成されるため、酵素が生きた本当の醤油と言えます。
酵素の働きですが、食物の消化を助け、生きるために必要な六大栄養素をエネルギーに変え、カラダに行き渡らせてくれます。
築200年の蔵の木樽で長期熟成、天然醸造法で作られた三年仕込み醤油です。香りよく味わい深く、強いコク。料理全般に使え少量でもしっかり旨味を感じられます。
大粒で果肉が厚くふっくらとした食感の酸っぱい梅干し、無添加です。
こんな便利なものも。梅しょう番茶のための「梅醤」です。梅干し、醤油、生姜が入っているので、三年番茶を注ぐだけです。
パワーある良質な材料で作られた梅しょう番茶を飲んで、暖かい部屋で水分補給をしながらしっかり休息をとると、目が覚めた時には風邪ぎみや疲れぎみ、不調だったことも忘れているくらいに回復していることがほとんどです。
風邪に効く飲みもの(ホットドリンク)レシピ
梅しょう番茶のほか、風邪気味お疲れぎみ対策に、材料に甘味を加えてお湯で割るだけのぽかぽかホットなドリンク、レスキュードリンクのレシピを集めてみました。
甘味には白砂糖以外のものを使っています(はちみつ・三温糖・きび糖・メープルシロップなど)。とろみが欲しい時は片栗粉を少々加えます。
◎ しょうが湯(ハニージンジャー)
- おろししょうが・・辛すぎない程度にたっぷりめ
- 甘味・・おこのみ量
材料適量とお好みでレモン汁を加えて、お湯で割ります。
◎ ゆずドリンク(柚子茶)
- ゆず・・果汁や果肉、皮などをお好み量
- 甘味・・おこのみ量
材料をお湯に溶かす。または、ゆずジャムをお湯で割ってゆず茶でいただきます。
◎ たまご酒(エッグノッグ)
- 卵・・1個
- 甘味・・目安で大さじ1〜3杯
- 日本酒・・180〜200cc
材料をよくかき混ぜて、湯煎10分程度で温める。(卵が固まらずふわっとした出来上がりになります)または、ミルクセーキにアルコール分を加えていただきます。
◎ ねぎ湯(ネギ味噌湯)
- 長ねぎ(白い部分)・・10cm
- みそ・・目安で小さじ1
- かつお節・・適量
- しょうが・・お好みで
白ネギは細かく刻み、材料をお湯に溶かします。味噌を醤油に変えてもOKです。
生活のスピードを緩めて、じょうずに風邪対策
カラダの仕組みと薬の作用に詳しい“ドクターや薬剤に携わる人は風邪をひいても薬は飲まない”というのはよく耳にする話ですよね。薬の副作用の方が勝ってしまうこともあり、症状が軽いうちは飲まない方が治りも早いとのことで服用しないそうです。
できることなら、そのまま気力体力で乗り切りたいところですが、そうも言っていられない忙しい現代人。ツラい時にはまずその不快な症状を抑えてしまいたいというのもまた正直な気持ちでもありますよね。
予防が一番ですけれど
風邪かな?と感じたらとにかく早めの風邪対策をしたいものです。こじらせてしまったら、薬を飲んで、気がかりなことを一旦横に置いてたっぷり寝てしまう勇気も必要です。
保温・安静・栄養・水分補給のポカリに、症状を和らげてくれる風邪に効くレスキュードリンクで、風邪ウイルスと戦うカラダを助けてあげましょ。
毎日をガンバってくれている体に、
いたわり充電に梅しょう番茶がおすすめです。