りんごの名産地 青森県や岩手県の人が聞いたらびっくりされちゃうような、赤くないリンゴをカン違いしていた話です。
わが家の冷蔵庫には欠かさずフルーツが入っています。その内のひとつはリンゴです。朝ジュースやフルーツスムージーに使っています。もちろんそのままかじっていただくこともあります。無くなりそうになったら、気づいた人が補充するシステムです。
青りんごを食べたら甘かった
ある日、いつもは赤いりんごがある場所に、青っぽいりんごがありました。たまには酸っぱい青りんごもスッキリ目が覚めていいかも、などと思いながら、丸ごと洗って皮ごとかじったのです。
口の中は“酸っぱい”ための準備をしていたのですが、酸っぱさが訪れません。むしろ、爽やかに甘いのです。たまたまこの青りんごが甘いものだったのだと美味しくいただきました。
黄色いりんごを食べても甘かった
しかしまたある日、今度は黄色いりんごがありました。先日の青りんごと同じように、皮が薄そうなので丸かじりです。
その時に気がついたのですが、皮に渋みがまったくないんですよね。果実もやはり酸味はなく、素朴で優しい甘みがさらに増していて、とても美味しい。
ふとパッケージに目が留まりました。“きおうりんご ”と書いてあります。「青りんごが熟しだして黄色くなってきたんじゃなかったのね・・」気になったので少し調べてみました。
赤くないりんごへの思い違い
青りんごといえば、酸味が強いイメージです。未熟なうちに収穫したものが青りんごだと思っていたので、青い品種の甘い青りんごがあることも知りませんでした。
また、赤い方が甘いという先入観がありましたが、実は青い方が甘い品種が多くあるそうなのです。赤くて甘い蜜の乗った赤りんごとはまたひと味違った素朴な甘さなんですね。
美味しいりんご
熟す前に収穫した酸っぱい青りんごだと思っていた冷蔵庫の青りんご黄りんごの“きおうりんご”も、実は、9月に入ってからが旬の「黄王」という品種の甘い青りんごだったようです。
青(緑)や黄色い姿をしていても「酸味がほとんどなく甘くて果汁が多い。果肉は密できめ細やかでシャクシャクと歯ざわりがよい」という、本当にそんなリンゴです。
美味しくて箱ごとダース買いしてきました。
今が旬です。