ブログで使う写真やどこかで誰かと共有する写真や動画は、iPhoneカメラやカメラアプリで撮影し、iPhone内に保存しています。ですので、言葉を換えると iPhoneのカメラロールに保存してあるものだけを共有するようにしているんですね。
写真や動画の位置情報
先日、動画編集アプリをインストールした時に、ふと位置情報のことが気になりました。というのも、カメラアプリや写真加工アプリなどをインストールして開くと、いくつかの許可を求められますが、
そのほとんどは、iPhoneのカメラや「写真」アプリへのアクセス許可なので、流れ作業的によく読まずに「OK」していることがあったのです。その中に位置情報に関係することがあったりして・・と少し心配になったのでした。
そもそもプライバシー「位置情報サービス」の設定自体、なんだかよくわからないまま今まで放置していたので、そんな要らない心配をすることになるんですよね。反省です。
位置情報の自動削除
さっくりとですが調べてみたところ、大手SNSの、Twitter、Facebook、LINE、Instagram では、写真や動画の情報は投稿時に自動的に消去されるとのことです。ひとまず安心しました。
はてなブログでも、撮影日やカメラ機種の情報は残りますが、2015年6月下旬より位置情報は自動削除されているようです。
位置情報(GPS情報)の削除についての詳細が記載されています。
位置情報サービスの設定(GPS機能)
ひとまず安心したところで、iPhoneのプライバシー設定を確認してみました。
プライバシーをタップすると、いろいろと表示されます。次の画像①の位置情報サービスをタップするとアプリが表示されます。Googleマップなど位置情報が必要なアプリがあるので位置情報サービスはONにしています。
その下に表示されるアプリでは、位置情報が必要なものは「このAppの使用中のみ許可」で、それ以外はカメラアプリも含め「許可しない」に設定しています。写真や動画を撮影するもの全てを許可しないに設定してあれば、まず写真や動画に位置情報が付加されることは無いということですよね。
よくわかっていなかったのは、プライバシーの中にも②カメラや③写真の項目があるのはなぜ?これは何?ここに表示されているカメラアプリも緑から白にするの?白にしたらアプリが使えないんだけど?と、ひとり混乱していたのです。
これは位置情報付加のことではなく、単純にそのアプリが iPhoneカメラや写真アプリを使ってよいかどうかの設定だったんですね。今なら笑えます。理解した今なら。
ということで、位置情報は付加されることがない設定でした。それでもその設定をいつしたのか記憶もおぼろげでしたので、念のため、すでにカメラロールに保存してある写真の位置情報付加を確認してみることにしました。
保存してある写真や動画の位置情報を削除する
こちらのアプリで確認です。写真の位置・場所を 確認&除去する「PhotoCheck」
使い方はとても簡単でした。【今すぐ確認する】をタップすると、位置情報が付加されている写真を探し出してくれます。
1枚ありました。・・え!?
無いと思っていたので、驚きました。「地図を確認する」をタップすると、ズバリの位置にピンポイントです。
メールで受信した写真に位置情報が・・
その写真というのは、メールで送られてきた知人からのものでした。いつかコラージュしてプレゼントするつもりでカメラロールに保存してあったものです。
例えばの話ですが、知人からの位置情報付きの顔写真を、位置情報が自動削除されないどこかに私がシェアしてしまった場合、顔付きで住所が不特定多数に知れ渡ることに・・(顔が写っていたら本人の承諾なしにどこかに送信することはないですが)
無事、除去の完了です
「位置情報を除去する」をタップすると、位置情報を除去した写真が複製されカメラロールに保存されます。忘れずに元の写真をカメラロールから削除します。これでOKです。再度アプリで確認、0枚になっていました。
iPhoneで簡単に知ることができる写真の位置情報
iPhoneユーザーの方はご存知だと思いますが、iPhoneに保存した写真は、詳細をタップすると撮影地をピンポイントで地図表示してくれます。周辺で撮影した他の写真を表示してくれたり、撮影地ごとのアルバム作りでは役立つツールですが、
気軽な気持ちで誰かに送信した写真が渡り歩いて、どこかで共有され、見知らぬ人がiPhoneに保存すると、特別なソフトやツールを使わなくても、見知らぬその人に住所を知られてしまう可能性があるということでもあります。
悪気がなくても自分以外の誰かにとんでもない迷惑をかける可能性があったわけですよね。調べてよかった・・確認してよかった・・除去できてよかった・・
写真や動画への位置情報、付加する?しない?
「美味しいレストランに行ってきたよ、おすすめメニューはこれ!」と知人友人や家族と情報を共有したり、お気に入りのグッズ写真でショップマップを作成したり、旅行地ごとのアルバム代わりにと、検索や整理に役立つ一方で、
意図せず第三者に住所などを知られてしまうなどのトラブルがあるようですので、上手に使いたい位置情報(ジオタグ)です。自分が撮影したもの以外の写真や動画もしっかりチェックですね。
勉強になりました。